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2011年7月21日 (木)

「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」:豊田市美術館

 近年日本ではフェルメールの人気沸騰で、1点でも出品されればそれだけで多くの入場者が期待できます。

 今回の展覧会も「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドルの絵画展」で、チラシには’フェルメール、来たる’と大きく表記されています。フェルメールの集客力は抜群で、7月19日は入場者が46,510人に達して、豊田市美術館の入場者の新記録を達成したということです。6月11日のオープニングから1ヶ月余のことで、会期は8月28日まで1ヶ月以上あり、これから夏休みやお盆休みがあるので10万人を超える記録的な入場者数になるものと思われます。因みにこれまでの記録は1995年の開館記念展の時のものです。

 出品されている95点はすべてドイツ・フランクフルトのシュテーデル美術館の所蔵品です。わが国ではあまりなじみのない美術館ですが、ボッティチェリからホルバイン、ヤン・ファン・アイク、レンブラント、ルーベンス、ベラスケス…マネ、モネ、ゴッホ、ルオー、マチス、ピカソ、エルンスト、クレーに至る数多くの名画を所蔵しています。美術館の改修にともなってフェルメールをはじめとするオランダ・フランドル絵画が日本にやってきました。

 全体は5部で構成されています。 

第1部:歴史画と寓意画 第2部:肖像画 第3部:地誌と風景画 第4部:風俗画と室内画
第5部:静物画

作品のほとんどは17世紀(1601-1700)に制作されたものです。この時代は風景画や静物画が歴史画や寓意画などの背景としてではなく、それ自身が主題となる作品として確立していった時代です。 

 肖像画では大航海時代に繁栄したオランダ・フランドルの富裕な市民層を象徴する作品を見ることができます。

 レンブラントの作品は《サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ》と《マールトヘン・ファン・ビルダーベークの肖像》の2点です。

 お目当てのフェルメール《地理学者》は展示室最終に近い一角に半ば独立した形で展示されています。1860年代の制作です。地球儀・世界地図、コンパスを手にした地理学者はいずれも大航海時代を象徴するものです。51.6×45.4のサイズで比較的小さな絵です。
窓から差し込む光が室内の人物や物を照らし出す情景はフェルメールの絵に多く見られる特徴です。この絵が東京と豊田で初公開とされていますが、国内での初公開は2000年大阪市美術館です。

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この展覧会のみどころやフェルメールの絵については展覧会の公式サイトの「みどころ」に詳細な解説があるのでごらんください。
http://www.vermeer2011.com/

 フェルメールの作品が国内で公開されたのは1968年の国立西洋美術館が最初のようです。
 私が近年見たのは、2007年国立新美術館で《牛乳を注ぐ女》、2008年都美術館のフェルメール展で7点(世界中のフェルメール作品は総数30数点ですから全体の5分の1にあたります)、2009年西洋美術館のルーブル展で《レースを編む女》、それと今回です。年末から渋谷のBunkamuraで「フェルメールからのラブレター展」で3点出品されます。

 今日(7月21日)は木曜日でしたが、トヨタとその関連企業が休業日ということもあってかなりの入場者でにぎわっていました。

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