オペラ「フィガロの結婚」:2011 焼津中央高校オペラ公演
今年の「フィガロの結婚」は近年にない出色の出来ではないかと思います。特にフィガロや伯爵など男性の歌い手の声はよく響き音量も豊かで聴き応えがありました。演技もそれぞれの役の特徴をよく把握してわかりやすさを出していました。数々のアリアはなかなか聴かせてくれました。
大道具・小道具もセンスのいいきれいな造りで伯爵邸らしさを感じさせました。
休憩を含めて3時間40分の長丁場ですが、生徒たちは一瞬のよどみもなく歌いきり、演じきりました。
1000人を超える聴衆の万雷の拍手に迎えられてのカーテンコール。最後は顧問の松永さんの登場です。
合唱部の生徒だけで本格的なオペラを上演する高校は全国でも稀でしょう。それも今年で37回目を数えます。演目は「カルメン」が11回、「フィガロの結婚」8回、「魔笛」と「仮面舞踏会」が各5回などです。合唱部の生徒が選ぶ演目は「カルメン」が圧倒的な人気です。
歌唱・舞台・衣装・ピアノ伴奏などすべて生徒の手で行われますが今年のピアノ伴奏はO・Gでした。
焼津中央高校は県立の普通科進学校です。その合唱部の部活動としてのオペラ公演です。毎年6月に4回公演。そのうち2回が有料です。
39人の部員が作り上げたオペラが今年も多くの人に感動を与えてくれました。
文化センターにはホールのほか歴史民俗資料館や図書館などもあります。
広島・長崎に続く日本人の被曝者は焼津港所属の漁船第五福龍丸の乗組員たちでした。1954年3月1日、ビキニ環礁で死の灰を浴びました。その死の灰が日本で分析されて、世界初の水爆であることがわかり、衝撃的なニュースとして世界中に伝えられました。
« 東北応援企画:産地直送【むつ湾ほたて】 | トップページ | わが家の庭の花:アジサイ »
「音楽」カテゴリの記事
- 至福の時間:「オーケストラ 明日へのアンサンブル」(2020.08.23)
- 音楽講座「ベートーヴェンの虚像と実像」(2020.08.08)
- 懐かしいフォークソング:シニアクラブでのコンサート(2019.04.18)
- かねもティーカルチャーホール:掛川(2019.02.14)
- 浜松4位の今田篤リサイタル(2019.02.12)
コメント