2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ

« 磐田東1-4清水商業 高校サッカー県大会準々決勝 | トップページ | 2011年のお花見①:酒匂川を見下ろす松田山(神奈川県)の河津桜 »

2011年2月20日 (日)

「ギッター・コレクション展」~帰ってきた江戸絵画:静岡県立美術館

 なかなか充実した展覧会でいろいろ見所がありました。

 ギッター・コレクションはニューオーリンズの眼科医であるギッター博士が1963-65年の日本滞在を機に蒐集したコレクションです。ごく一部を除いて出品されている107点のほとんどが江戸時代の絵画です。

 主な画家の名前を展示番号順に列挙すると…( )は点数
 伊藤若冲(8)、池大雅(7)、俵屋宗達(2)、酒井抱一(2)、鈴木其一(3)、白隠(9)、円山応挙(2)、谷文晃(4)、与謝蕪村(5)、浦上玉堂(2)、歌川国貞(1)。

 いずれも江戸時代の日本の絵画を代表する画家たちで、これらの作品を通じてこの時代の日本の絵画を展望することができます。

 全体は6つのセクションに分けられています。
①若冲と奇想の画家たち 
 
冲の作品8点はすべて紙本墨画です。《鯉図》《鶴図》《白象図》などは一見して冲の作とわかる特徴があります。

②琳派の多彩
 酒井抱一の《秋冬草花図》や鈴木其一の《秋草図》などの色彩豊かな琳派の作品の一角に明治~大正期の神坂雪佳の《秋草花図》など4点の作品がありました。最近欧米で人気のある画家です。

③白隠と禅の書画
 沼津市原の松陰寺の禅僧白隠の書画を中心として禅宗の世界を表現した作品のセクションです。

④自然との親しみ
 植物・動物・風景など自然を描いた作品のセクションです。谷文晃や池大雅らの富士山の絵もあります。

⑤理想の山水
 与謝蕪村や谷文晃などが描いた理想郷の山水画のセクションです。江戸時代の人たちの考えたユートピアの世界です。

⑥楽しげな人生
 文人画、美人画、風俗画などの楽しいセクションです。

 著名な画家の作品と並んで作者不明の大作もあります。17世紀初期の作とされる《松に桜流水図》は六曲一隻の屏風で150×357のみごとな絵です。

 これらの作品を見て感心したのはわずか2年の日本滞在を機にこれらの絵を蒐集したギッター博士の審美眼です。1960年代以降にこれだけの江戸絵画を蒐集した財力と意欲に驚嘆します。日本人からすればまさに「帰ってきた江戸絵画」です。日本からアメリカに出て行ってまだ40年前後しかたっていないのですが…。

 充実した展覧会で一通り見るのにかなり時間がかかります。

静岡県立美術館で 3月27日(日)まで

Simg_3378 Simg_3379

S S_2 


 

« 磐田東1-4清水商業 高校サッカー県大会準々決勝 | トップページ | 2011年のお花見①:酒匂川を見下ろす松田山(神奈川県)の河津桜 »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 磐田東1-4清水商業 高校サッカー県大会準々決勝 | トップページ | 2011年のお花見①:酒匂川を見下ろす松田山(神奈川県)の河津桜 »