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2011年1月23日 (日)

SPAC公演「ドン・ファン」:仮面即興劇です

 SPAC=静岡県舞台芸術センターのスプリングシーズン2011の6つのプログラムの一つがこの「ドン・ファン」です。
 ドン・ファンは17世紀スペインの放蕩児でプレイボーイの代名詞です。無類の女好きで次々と女性を射止めては逃げ回ります。

 モリエールの「ドン・ジュアン」、モーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」もこのドン・ファンが主人公です。

 今回の「ドン・ファン」はコロンビア出身の演出家オマール・ポラスがSPACの役者を使って日本語による舞台を作り上げたものです。

 登場人物はすべて顔の半分を覆う仮面をつけています。仮面と衣装によってその人物の特徴が表わされています。仮面をつけていることによってそれぞれの人物が類型化されていると言えます。

 こっけいなしぐさが随所に見られて笑いを巻き起こします。仮面をつけた即興劇と言えば16世紀半ばにイタリアで生まれたコンメディア・デッラルテ…今回の「ドン・ファン」はまさにこのコンメディア・デッラルテのスタイルで作られた劇です。このような本格的な仮面即興劇は日本では初めてとか。そういう意味でも興味を引く舞台です。

 シンプルな舞台装置にいろいろな紗幕と照明がうまく使われています。逃げ出したくなるような金属音が響く音楽や効果音など一風変わった音の演出もあります。

  数多くの女性を口説き落とし、恋に落ち、捨て去り忘れ去り、邪魔をする男は殺し…捨てた女性たちに迫られて最後は地獄に落ちて行くドン・ファン。しかしその結末は見ていてそれほど悲劇的ではありません。

 観客を巻き込み、時の話題や静岡弁も交えながら愉快に進行します。珍しい仮面劇を楽しく観ることができました。

 カーテンコールでは演出家のオマール・ポラスも登場します。

 今日は開演前にイタリア演劇の専門家である静岡文化芸大の高田和文先生によるプレレクチャーがありました。コンメディア・デッラルテの歴史、主な登場人物の画像を交えた紹介、「二人の主人を一度に持つと」のDVDによる紹介などがありました。

 なお終演後は役者たちが全員カフェに出て観客と交流したほか、オマール・ポラスとSPACの宮城聡芸術総監督の対談もありました。

 今後は29日と30日に一般公演があります。平日は中学生を対象とした鑑賞事業としての公演が17日間行われています。

SPACの公式サイトはこちらです

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                         終演後の仮面制作体験コーナーで

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             SPACから見た富士山

 

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