2020年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« ’10 地域防災訓練 | トップページ | 初冬の四ツ池公園 »

2010年12月 6日 (月)

「19世紀フォルテピアノと弦楽による室内楽の極み」:ワルターのピアノによるコンサート

 浜松市楽器博物館開館15周年記念コンサートです。12月4日、5日の二夜連続で、4日はオール ベートーヴェン、5日はオール シューベルト のプログラムです。私が聴いたのは第二夜です。

 使用されたフォルテピアノは1808~1810年のワルター&サンです。ベートーヴェンが40歳前後、シューベルトはまだ10代前半の頃に製造されたピアノが浜松のステージで甦り、200年前の音を響かせてくれるというすばらしいコンサートでした。

プログラム

即興曲 変ロ長調 D935 作品(遺作)142 第3番(ロザムンデ)

ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D384 作品(遺作)137-1
 ヴァイオリン=桐山建志

歌曲 《ます》など4曲 テノール=畑 儀文

ピアノ五重奏曲 イ長調 D667 作品114《ます》

 ピアノはすべて 小倉貴久子

1曲目の《ロザムンデ》の後、楽器博物館の嶋館長がステージに登場し、ワルターのピアノなどフォルテピアノについて解説してくれました。さらに小倉さんと調律師の中山律さんも登場し、3人でワルターのピアノについていろいろなエピソードを語ってくれました。

 古いピアノで調律は難しいということですが、中山さんにとってそれは苦労ではなく楽しみだということです。

 小倉さんからはベートーヴェンやシューベルトなどが楽譜に書き残したメモを見てフォルテピアノで演奏すると作曲家の意図がよくわかるなどという貴重なお話がありました。

 200年前のピアノで演奏される音楽はその曲が作曲された当時の音で忠実に演奏され、19世紀初めのコンサートの雰囲気を味わうことができました。

 現代のピアノのような大音響ではないので、弦の音ともよくマッチしてまさに五重奏曲という感じでした。

 アンコールは 《ます》の主題とヴァリエーションでしたが、途中で突然テノールの畑さんが歌いながら登場するという演出もあって楽しいコンサートは終わりました。

 ワルターピアノがアクトの中ホールに登場したのは3回目ということでしたが、楽器博物館が世界に誇る古楽器がコンサートで活躍するのはうれしいことです。

 

 

« ’10 地域防災訓練 | トップページ | 初冬の四ツ池公園 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ’10 地域防災訓練 | トップページ | 初冬の四ツ池公園 »