すてきな時間でした:「海の星 クリスマス・ファンタジア2010」
今年で9回目を迎えたクリスマス・ファンタジア。浜松市内のカトリック系私立女子高である海の星高校が、学校の総力を傾けて取り組む一大イベントです。
アクトシティ大ホールを借り切っての二日間の公演は二階席までほぼ満員です。
カトリック系の学校ですから、主題はキリスト生誕の物語ですが、同じ主題を毎年違った角度から見てストーリーが展開されます。
県内で唯一「演劇コース」を有する学校ですから、舞台ではその生徒たちが活躍します。
音楽は県内で1、2を競う実力のある大編成の吹奏楽部。それにダンス部、合唱部、聖歌隊、放送部の生徒が加わって舞台を作り上げています。
今年目立ったのはオープニングでオーケストラピットがステージと同じ高さに設定されていて、そこに吹奏楽部が配置され、吹奏楽コンサートで始まったことです。今、この学校でもっとも活躍している部を意識したプログラムです。
オーケストラピットが通常の位置までさがって次に登場したのは幼稚園児約70人。
制服で身を固めた年長組約70人が、ベル合奏、朗読、合唱、主の祈りの手話を行いました。かなり長い朗読や合唱がしっかりできたので客席では感嘆の声と拍手が起こりました。
2部は音楽劇「救い主をさがせ!」。作曲を若手の音楽家に委嘱しての意欲的で楽しい音楽劇でした。
シンプルで照明の美しいステージ。ダンス部の清楚な踊り。ラストは聴衆も一緒になって、《さやかに星はきらめき》《もろびとこぞりて》《かみともにいまして》を合唱して幕。カーテンコールの後、近くで「今年も楽しくてすてきな時間が過ごせたね」という声が聞こえました。同感です。聴く人、見る人を幸せにする…これがこの学校の「文化」です。
今年で9回連続お招きいただいて光栄です。
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