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2010年9月 9日 (木)

20世紀の名画「カサブランカ」

 久しぶりに観た名画はやはり感動の連続でした。時々涙腺がゆるんでどうしようもなくなったり・・・。エンドロールがなくてすぐに照明が点灯されるのであわてました。

 舞台は1941年のカサブランカ。まさに第二次世界大戦の最中で、ナチスに対する抵抗運動が全体を流れる大きな主題の一つになっています。

 主役のアメリカ人リック=ハンフリー・ボガートがこれ以上ないという完璧にかっこいい男性を演じています。どの場面でも絵になります。実に渋い。大きな声も大げさな演技もありません。パリで恋に落ちたイングリッド・バーグマン演ずるイルザとの再会を夢見てカサブランカにとどまりバーを経営します。そして奇跡にも近い再会を果たすのですが・・。イルザは大物の活動家である夫ラズロと一緒でした。そして映画の最後でリックはイルザとラズロの二人をカサブランカから脱出する飛行機に乗せたのでした。イルザの幸せと抵抗運動の広がりを願って自らは身を退いたリックのみごとな生き方。ため息が出ます。

 イングリッド・バーグマンの美しさは今さら言うまでもありません。淡い光の中に浮かぶ彼女の横顔のなんたる美しさ。カメラは彼女の美しさをみごとに表現しています。

 夫のラズナはナチスに殺されたはずでした。しかし…リックと恋に落ちた後でラズナが生きていたことがわかります。それから…二人の男性を愛するイルザの切ない心。大きく揺れ動く心が伝わってきます。

 一人の女性をめぐる二人の男性の確執、ハンフリー・ボガートの究極のダンディズムなど名画の見所はいろいろありますが、私が注目したのはレジスタンスの精神です。映画が製作されたのは1942年。まさに第二次世界大戦の真っ最中です。この時代に反ナチの活動家を中心に据えた映画が製作されたことに感心します。

 リックのバーでドイツ軍兵士がドイツ語の歌を歌っているところへラズロがバンドにフランス国歌を演奏するよう指示します。やがてラ・マルセイエーズの大合唱。そして映画のラストシーンもラ・マルセイエーズが流れる中で終わります。

 この映画は「君の瞳に乾杯」という名せりふで有名ですが、原語は’Here's looking at you,kid’です。映画の中では複数回登場します。

 バーのバンドの演奏する《As time goes by》が《ラ・マルセイエーズ》とともに耳に残っています。

 名画を堪能した1時間45分でした。

午前10時劇場 TOHOシネマ浜松 10日まで

 

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