あいちトリエンナーレ2010
3年に一度の国際芸術祭の第1回が8月21日に始まりました。現代美術と舞台芸術の約130組が参加して名古屋市内の各会場で多彩な展示やパフォーマンスを展開しています。
名古屋市内の各所にポスターやシンボルマークがあり、10月31日までの72日間、名古屋は芸術の都の様相です。
中心となる愛知芸術文化センターでは約30人の現代美術作家の最新の作品が展示されています。このセンターは多くの広大な展示室を持っていますが、一人の画家が一つの展示室を使う形で全ての展示室が展示会場になっています。
中国出身の蔡國強は火薬を使った作品で有名ですが、彼の二つの作品はそれぞれ横幅が20㍍メートルあるいはそれ以上あるでしょうか。さらにもう一つの壁面では火薬を使って制作中の様子が動画で紹介されています。動画を見ると火薬はみごとにコントロールされて爆発しています。それによって作品を制作するというのは破壊から創造へ転化させようという意図であると言われています。紙の上で火薬を爆発させて制作した作品は墨一色ですが、迫力があります。
草間彌生は81歳になった今も創作意欲旺盛で今回もポスターに採用された作品を出展しています。
以下、撮影可のインスタレーションです。
三沢厚彦+豊嶋秀樹 彫刻・インスタレーション 《〈白クマ〉と白い小屋》
ここでは紹介できませんが映像作品もいろいろ上映されていました。
芸術文化センターの展示を観るだけでもかなりの時間がかかります。名古屋市美術館や納屋橋会場など他の会場も観ることになると何日かかかるでしょう。舞台公演もなかなか魅力のあるプログラムが多く開幕前からチケット完売の公演もあります。
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