仲道郁代 ショパンを語り、ショパンを弾く
浜松市アクトシティ音楽院のコミュニティコース シリーズ「音楽探訪」 今年の主題は「ショパン生誕の軌跡 ~生誕200年のショパンを訪ねて~」です。
第4回のゲストは日本を代表するピアニストである仲道郁代さんです。いつものように平野昭先生(静岡文化芸大教授)のお話で始まりました。この夜のサブテーマは「ショパンのミステリー」です。
ピアノソナタは18世紀にはサロン風の音楽であったのが、ベートーヴェンによってサロンから出てステージに上がったことなどの話の途中で仲道さんが登場し、その後はお二人のトークによってでショパンについての謎解きが楽しく進められました。
ショパンがワルシャワ時代には本格的なピアノの指導を受けていなかったこと、1830年代までのピアノ・エチュードの作曲家の作品の影響を受けていると考えられることなどいろいろなお話がありました。トークの途中で仲道さんは何度もピアノに向かい、ショパンの曲と彼が影響を受けたとされる作曲家の曲をつないで演奏するとほとんど区別がつかないほど類似していることなどを演奏で示してくれました。
ショパンの曲を演奏するにあたって楽譜に書き込まれた指示事項をどのように解釈するのか難しいというお話もありました。
ミニコンサートのプログラムは次の3曲でした。小ホールで仲道育代さんのすばらしい演奏を間近で聴くことができて幸せでした。
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