ボストン美術館展
昨20日で東京での会期が終わった展覧会です。オルセー美術館展が19世紀末の約20年間の作品115点を集中的に展示したのに対して、ボストンは1545年から1925年までの380年間にわたる47人の作品80点を展示しています。
約400年にわたる時代ですから、巨匠たちのオンパレードです。
エル・グレコ、ティントレット、スルバラン、ベラスケス、ムリーリョ、ヴァン・ダイク、レンブラント、コンスタブル、コロー、ミレー、マネ、ドガ、ピサロ、シスレー、セザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホそしてピカソと続きます。
第1章の 多彩なる肖像画 から始まり、全体は8章で構成されています。第6章は モネの冒険 でモネの作品10点で構成されています。
ボストン美術館の改修を機に名画を集中的に借用して開いた企画展ということでしょうか。
印象に残った作品は、レンブラントの全身像の肖像画2点、ミレーの《馬鈴薯植え》 、モネ《アルジャントゥイユの雪》。ゴッホが亡くなった年に制作した《オーヴェールの家々》は穏やかな風景画です。
第1章の 肖像画では16世紀から20世紀に至る肖像画の変遷がよくわかります。
主な作品は展覧会のHPでご覧下さい。http://www.asahi.com/boston/
会場は六本木ヒルズ52階の森アーツセンターギャラリーでした。東京会場での入場者は65日間で318,974人。これはこのギャラリーの新記録だそうです。
この後京都市美術館で7月6日から8月29日まで開かれます。
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