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2010年4月18日 (日)

「伊藤若冲 アナザーワールド」展 静岡県立美術館

 期待した以上にすばらしい展覧会でした。出品作品数102点。そのうち若冲の作品が86点(彩色画12点・水墨画74点)です。大半は水墨画ですが、その水墨画がみごとです。大胆なデフォルメ、構図、筋目描きによる微妙な表現など様々な技法を駆使して植物、動物、人物などを巧みに描き、独自の若冲ワールドを築いています。ユーモラスな虎、蛙、犬、布袋。大胆な筆遣いに筋目描きを組み合わせて描いた菊、松、牡丹、梅、鶴や鶏。卓越した表現力が見る者を圧倒します。
 大作では近年再発見されて話題になった《象と鯨図屏風》(MIHO MUSEUM所蔵)が出品されています。昨年秋、MIHO MUSEUMで初めて見たこの絵と半年ぶりに対面しました。

 彩色画では重文指定の《仙人掌群鶏図》が若冲晩年の傑作とされる作品で注目されます。鶏も仙人掌も大胆にデフォルメされています。水墨画と彩色画の融合した作品の代表と考えられています。
 もう一つの重文は《菜蟲譜》は10㍍を超える画巻です。野菜や昆虫が彩色画で描かれていますが、水墨画との融合の過渡期の作品と考えられています。

 おなじみの《樹花鳥獣図屏風》(静岡県立美術館所蔵)は升目描きによる作品で、約10万個の升目に彩色した珍しい技法が見る人を驚かせています。描かれている動物は象、虎、鹿などのほか空想上のものも含まれています。若冲最晩年の作です。

 展覧会の第1章では「若冲前史」として若冲に影響を与えた鶴亭などの作品が展示されています。後の若冲の絵に見られる技法を伺うことができます。

 若冲42歳から最晩年の85歳に至る40年余の86点の作品を通じて若冲の画業を振り返ることができます。

 東京国立博物館で開かれた「皇室の名宝」展で《動植綵絵》30編を見た感動には及ばないものの、若冲の魅力が十分に伝わってくるいい企画です。
10日に始まった展覧会ですが、日曜日の今日はかなりの入場者でした。人気が高い若冲です。

 1枚1枚の絵につけられたキャプションの見出しがユニークです。この展覧会を見る方は楽しみにしてください。

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Canonから寄贈された《樹花鳥獣図屏風》(静岡県立美術館所蔵)の超精細複製画

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 静岡県立美術館HP http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/ 

 

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