中山 ジュビロでのラストゲーム&惜別のセレモニー
Jリーグで353試合出場して最多の157得点、日本代表として53試合21得点を挙げたジュビロの至宝ゴン中山がジュビロから戦力外通告を受けて去ることになりました。
この秋に42歳になった中山は今シーズンのリーグ戦でベンチに入ることもできない日が続いていました。それでもなお現役の選手としてプレーしたいという中山は引退の道を選ばず移籍の意志を表明しています。
今日はホーム最終ゲームで中山の出番があれば「ジュビロの中山」の見納めということもあって、チケットはほぼ完売。キックオフ前からスタンドはいつもと違う熱いムードでした。
ゲームは前半22分に佐藤寿人へのスルーパス一発で先制を許しました。危ない佐藤をフリーにしてしまうDFのもろさは今シーズン何度も見られたシーンです。
ジュビロも懸命に反撃しますが決定的なチャンスをイ グノや前田、西がはずして結局無得点。シュート数は17-5で圧倒したのですがホーム最終戦を飾ることはできませんでした。
今日はゲームの勝敗よりも中山の出場がなによりも待たれました。後半30分を過ぎるとゴール裏から中山コールがわき起こりました。
後半37分ついに中山がイ グノに代わってピッチに入りました。万雷の拍手です。40分にはヘディング。ミートしませんでした。
結局0-1でホーム最終戦を飾ることはできませんでした。
試合が終わって全選手が登場。社長・監督の挨拶に続いて選手一人の短い挨拶。そして、ジュビロを去ることになった村井・茶野・鈴木秀人のあいさつ。最後に登場したゴン中山は開口一番「俺がジュビロの中山だ」と叫びました。
挨拶の後選手全員が場内一周。主役はもちろん中山です。ヤマハ発動機入入社以来20年、ジュビロのJリーグ加盟以来16年間、ジュビロの顔として頑張り続けた中山の功績をスタンドの全員が心から称え、惜別の念を深くした記念すべきゲームでした。
今シーズン初めてサブメンバー入り キックオフ前(中)とハーフタイムのゴン(右)
場内一周 突然走り出してカメラマンを振りきる
ゴール裏のサポーター席に 夜のNHKニュース
われらのゴンは今日を限りに行ってしまいました。サポーターの心にぽっかりとあいた穴は大きすぎます。
ゲームには負けましたが、中山の最後を見ることができ、久々に炸裂した中山節を聞くことができてジュビロサポーターは幸せな気持ちで家路につきました。
« 09’この秋の紅葉⑤ みごとな紅葉:大洞院(森町) | トップページ | 09’この秋の紅葉⑥ 錦織りなす小國神社(森町) »
「サッカー」カテゴリの記事
- 万葉の森公園の春の花(2020.03.22)
- 静岡学園優勝(2020.01.14)
- ジュビロ磐田 J2降格(2019.11.30)
- ジュビロ磐田 後半ロスタイムにPKで勝利 2-1札幌(2019.11.23)
- W杯を振り返る(2018.07.17)
« 09’この秋の紅葉⑤ みごとな紅葉:大洞院(森町) | トップページ | 09’この秋の紅葉⑥ 錦織りなす小國神社(森町) »
コメント