東京芸大学生による室内楽演奏会
静岡文化芸大の「室内楽2009」シリーズの一つとして行われたコンサートです。会場は大学のギャラリー。コンサートピアノがこのギャラリーに置かれたのは初めてのことのようです。
プログラムは・・
メンデルスゾーン アンダンンテとアレグロ・ブリランテ イ長調 作品92
フォーレ チェロ・ソナタ第1番 ニ長調 作品109
メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49
出演した芸大生は7人・・これまでに栄光の入賞歴を有する学生もいます。
第1曲はピアノ連弾で完成度の高い曲です。二人の足と手が互いに交差して演奏しにくい 部分もあるようですが、掛け合いながらみごとに弾きました。
第2曲はフォーレのチエロ・ソナタ。第1次大戦中の怒りや悲しみの表現がやがて安らぎや
楽しさに変わって行きます。
演奏者の大澤久君は名古屋工大を経て東京芸大へ進んだという経歴の持ち主です。名古屋工大の学生の時にチェロを続けたいという思いが募って一度だけ受験していいという親の
許しを得て受験したところ合格したのだそうです。
第3曲は室内楽の名曲です。シューマンはこの曲を「ベートーヴェン以降の最も偉大なピアノ・トリオ」と称賛したということです。一度聴くと忘れられない美しい旋律が奏でられます。
演奏会が終わった後エントランスでアフタートークが行われました。ワインやカクテルをいただきながら楽しく懇談しました。
9日の「ジャポニスム」展と同じく大学と浜松創造年協議会の共催による楽しいイベントでした。
ギャラリーは100人余の聴衆で満席でした。
コンサートが開かれたのは23日ですが、27日の静岡新聞朝刊で写真入りで報道されました。
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