後期の授業始まる:静岡文化芸大
後期の授業は9月28日に始まったのですが、この日は能登半島を旅していたので、私にとっては今日が初日でした。この大学での聴講は5年目で9期目になります。今回も諸般の事情で月曜日限定で科目を選びました。その結果・・前期と同じ先生お二人の授業になりました。二つの授業とも実質的には今日が初日という感じでした。
公設民営の静岡文化芸大は来年4月から県立に移管されます。‘私立大学’としての最後の半年です。
2限:「地域経済論」佐々木先生
~タテ向きの地域経済からヨコ向きの地域経済へ~という副題があります。地域経済の課題はなにか、浜松経済の特徴はなにか、内発型発展論などを学びます。
今日は戦後の地域政策の歴史として、1950年に始まった特定地域総合開発とその後の五次にわたる全国総合開発の流れについての講義でした。
今日いただいた「講義要綱」はA4版46㌻、「資料編」は21㌻という膨大なものです。いつもと同じく学生たちの私語はまったくなく90分充実した授業が終わりました。
3限:「美術史(日本・東洋)Ⅱ」片桐先生
前期のⅠに続く授業です。後期は雪舟から始まりました。雪舟が京都ではほとんど活躍することなく、山口(大内氏)や岡山、大分などの‘地方’で活躍したこと、大内氏の遣明船で明に渡り、李在などに学んだこと。雪舟が涙でネズミの絵を描いたという逸話について現役の学生はほとんど知らないようでした。
いつものようにパワーポイントで名作を見せていただき、ていねいな解説を聞いてそれぞれの絵がよくわかりました。《四季山水図》《秋冬山水図》《山水長巻》《破墨山水図》《天の橋立図》など。
次回から狩野派です。先日静岡県立美術館で見てきたことが役に立つかもしれません。楽しみです。
教室や学食で久しぶりに大勢の聴講生の仲間と会いました。皆さん相変わらず意欲的に聴講に取り組んでいる様子で感心しました。
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