柳家さん喬一門会・・江戸の寄席 江戸の噺
柳家小さんの弟子である柳家さん喬一門による落語会です。静岡銀行が主催する「しずぎんカルチャー・フォーラム」として行われた会ということで、はじめにさん喬師匠が落語の起源や手ぬぐい・扇子などの小道具、所作などについてわかりやすく解説しました。
まず高座にあがったのは前座の柳家小んぶ。大学を出たばかりの新米です。演目はおなじみの「子ほめ」。しっかりした声でしたが、一本調子で間がない感じでした。
次いで二つ目の柳家喬四郎。静岡県は牧之原市の出身ということで地元のネタがいろいろ出てきました。演目は「金明竹」。
さん喬の一番弟子で真打ちの喬太朗は「小政の生い立ち」。後に小政となる少年と清水の次郎長や森の石松との出会いの物語。講談ネタです。
中入り後、三遊亭小円歌が登場。女流の三味線漫談家は日本で二人、ということは世界で二人しかいないとか。三味線を弾きながらの漫談で笑わせ、その後は得意の踊りでした。
続いて真打ちの柳亭左龍。演目は「お菊の皿」。一枚、二枚・・八枚と皿を数え・・どうしたことか九枚を過ぎ、十七枚、十八枚。‘明日は休みなので二日分’というのがオチです。
トリはさん喬師匠。演目は「妾馬(めかうま)」です。長屋の住人八五郎の娘お鶴が大名のお世継ぎを産んだことからお屋敷に呼ばれた八五郎のお話。「八五郎出世」とも呼ばれるようです。
さすがに師匠、たっぷり時間をかけてていねいに演じました。
3時間近い長い舞台でしたが飽きることもなくたっぷり楽しむことができました。
アクト中ホールは満席の盛況でした。9/15夜
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