「環境フォトメッセージ展&末広五十三次展」
【-みつめる地球-環境フォトメッセージ展】
応募した575人全員の写真がすべて2Lサイズで展示されています。小学生の撮った写真もいろいろあり、1枚1枚の写真はありふれた風景や事象を写したものです。それぞれの写真に撮影者の環境に関する1行メッセージが添えられています。
600枚近い写真とメッセージ全体を通じて自然を守り環境を大切にしようという全員のメッセージが伝わってきます。傑出した力量を持つ個の力によるのではなく、環境について少しでも関心を持つ多数の小さな力の集まりが大きな意味を持つ写真展です。
【末広五十三次展】
幕末の8人の人気浮世絵師による東海道五十三次の浮世絵です。「末広」は家康の馬印が金の開き扇であり、次第に裾の方に広がっていく形が由来であるとされています。1枚1枚の絵には必ず扇が描かれ、その中に宿名が示されています。
この浮世絵の特徴は、どの宿の絵も将軍や御家人のものものしい行列を描いていることです。箱根でも浜松でも桑名でも幕府軍の行列です。慶応元年、将軍家茂上洛の様子を描いたものとされています。広重の五十三次とは大きく趣を異にする世界です。
浜松市美術館の館蔵品です。
二つの展覧会は浜松市美術館で9月10日までです。 300円・70歳以上無料
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