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2009年6月10日 (水)

「日本の“美術”の愛し方」-美への扉-展:徳川美術館 

 「美術品」という概念は近代以降に確立されたものだと言われています。「美術品」という言葉がない時代にも、優れた作品を高く評価し、作品を愛し、作者を大切に育ててきた日本独自の文化があります。

 「日本の“美術”の愛し方」という珍しいタイトルのこの展覧会は、尾張徳川家が代々所蔵している大名道具を中心に、歴代の大名やその周囲の人たちが質の高い美意識と審美眼で「美術品」を愛してきたことを4つのテーマで展示しています。

 徳川美術館は家康の遺品を中心として尾張徳川家に伝わる大名道具1万数千点を所蔵しています。国宝9件、重要文化財57件などのうち最も有名なのは《源氏物語絵巻》ですが、これは保存のため年に1回その一部を短期間だけ公開しています。今年は11月21-29日です。

 今回の企画展には約120点が出品されています。ほとんどがこの館の収蔵品です。テーマは4つです。

1 美を見いだす-青磁玩賞-
  中国の南宋ら明、清に至る中国のみごとな青磁の優品を大名たちがいかに愛したか
 ということがよくわかります。家康所有の大名物《青磁香炉 銘 千鳥》など。
2 美の創造-うつろう水を表す-
  《水の質感》では雨、川、海などの水の質感を巧みに表現した円山応挙や歌川広重な  どの絵
  《水の意匠》では波の模様などをデザインした蒔絵の箱や浴衣、羽織など
3 近世日本人の「自画像」-遊楽図屏風を中心に-
  重要文化財の《遊楽図屏風(相応寺屏風》や円山応挙の《華洛四季遊技図巻》などのほか、煙管、煙草入れ、三味線、小鼓、絵日記など江戸時代の日本人の暮らしを物語る展示です。
4 動物へのまなざし -いきいき、かわいい-
  虎、犬、象、狐、猿などの動物、鳥、昆虫などを題材とした絵、お面、香炉、置物、印籠など動物を愛した人々の思いが伝わる作品の数々

 大名家の人々が優れた「美術品」を熱烈に愛したことが伝わってくるおもしろい企画展でした。

 1-6の展示室では常設展「大名の生活と文化」・・ボランティアガイドの説明でゆっくりと見て回りました。武具・刀剣、趣味や遊びの道具、能面や装束、茶の湯など。中には国宝の《初音蒔絵硯箱》や《太刀 銘 長光》などもあります。特別公開として、《尾張徳川家五月節句飾り》が出品されています。

会期:7月12日(日)まで

HP:http://www.tokugawa-art-museum.jp/

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 徳川美術館                         徳川園                           
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      水かんな                   しょうぶ

 徳川園は尾張藩二代藩主光友が隠居所として造営したのが起源です。1889年尾張徳川家の邸宅、1931年名古屋市に寄付、その後空襲で焼失。日本庭園として再整備され2004年に開園しました。

 

 

 

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