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2009年5月21日 (木)

97歳 日野原重明氏’独演会’

 聖路加国際病院理事長日野原重明氏の講演を聴きました。豊岡会という医療法人が浜松に新しい病院をオープンするのでそのPRのために無料の講演会を企画して聴衆を公募しました。
 会場の浜北文化センターは1200人の大ホール、300人の小ホールとも満席でした。

 司会者から日野原氏と理事長の対談形式で行うと説明があり二人が登場。ステージ中央には円卓と2脚の椅子が用意されていました。講師紹介の後、二人が立ち上がって日野原氏が語り始めました。結局それから1時間45分、日野原氏はしゃべり続けました。直立不動の理事長氏は20分以上立ったまま。気がついた日野原氏がようやく座らせました。

 演題は「変革を要する間違った日本の看護」でした。日野原氏によるとこの日の講演は看護師を対象としたものだと思っていたということでした。客席の前半分のいい席は全員医療関係者や看護師でしたが、全体では一般の聴衆が半数以上でした。

 主題の看護の話も少しだけありました。欧米に比べて看護師のできる仕事の範囲が限られている。法律を改正して看護師の仕事を大幅に広げるべきだという持論を展開しました。

 講演の大部分は生き方や歴史の話でした。
・人間にとって出会いが大切
・生きるということは時間をどう使うかということ
・憲法第9条を守ろう
・歴史を知らない、戦争を知らない子どもたちに正しい歴史を教えよう
・自分を表現する人間を育てる教育をしよう・・などなど

 冒頭で浜松の「やらまいか大使」に任命されているという自己紹介がありました。浜松のことを全国に、全世界に広く紹介する役回りです。

 理事長(47歳)との話は・・日野原氏が3度質問してそれに答えただけでした。
Q1 日本の看護の問題点は? A1 時間です(どういう意味でしょうか)
Q2日本の看護のレベルは? A  ・・・・・無回答
Q3 あなたの子どもは何歳? A  5歳と6歳

 理事長が発した言葉はこれだけでした。緊張した様子の105分は大変だったでしょう。

 2時間近い独演を聴いて、日野原氏がお元気なことはよくわかりました。講演は脈絡がないまま自由奔放に転換、時間が来ても終わる気配がありません。時間切れを示す大きな模造紙を持った男性が2度ステージ下に現れましたが、すぐには終わりません。

 主催者と聴衆を翻弄した日野原大先生でした。

 100歳になったらまた会いましょう。それまで皆さん倒れないように・・see you again と手を振って退場した日野原氏でした。

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