感動のステージ・・・「コルテオ」 シルク・ドゥ・ソレイユ名古屋公演
シルク・ドゥ・ソレイユは1984年にカナダで誕生したエンターテインメント集団です。伝統的なサーカスの技法に大道芸やオペラなどいろいろなジャンルの芸を組み合わせて総合的なエンターテインメントを目指しています。
私はこれまでに東京や横浜で「サルティンバンコ」や「キダム」を見ました。 今回は久しぶりのシルク・ドゥ・ソレイユで楽しみにしていました。
「コルテオ」とはイタリア語で「行列」の意味です。ベッドで眠っている一人のクラウンが夢の中で自分の葬儀の情景を思い描いています。次々と現れる祝祭のパレード。大と小、悲劇と喜劇、天界と地上など対称的な出来事が超絶技巧のパフォーマンスで表現されます。
ベッドの上でのアクロバティックな跳躍、金属のホイールを自由自在に操るパフォーマンス、シーソーを使ったダイナミックなアクロバット、空中をまるで蝶や鳥のように自由に飛び交うアクロバット、1本の細いストラップにぶら下がった一組の男女が空中で回転しながら展開するスリルに満ちたアクロバット、箱形鉄棒の中で8人のアーティストが回転と飛翔を繰り返すパフォーマンス・・と言葉で書いてみても驚嘆の技と楽しさは伝わらないだろうと思います。
伝統的なサーカスと違うところは曲芸のような技を見せるだけでなく、全編を貫くストーリーがあること、せりふがあること、様々な楽器や口笛などによる楽しい音楽、芸術性豊かな舞台装置などなど。
幕が閉じて人間への信頼と愛が「コルテオ」のテーマであることがわかります。
1部1時間 休憩30分 2部1時間。休憩時間以外、ステージは1秒の休みもなく続きます。
日本人のパフォーマーはただ一人。案内役と最後の鉄棒で登場する奥澤秀人です。
名古屋公演は7月12日まで。その後大阪、東京(11/4-12/20)、来年になって福岡と仙台です。楽しいステージをぜひご覧ください。
会場は名古屋ドームの隣に建造された大型テント・・ビッグトップ
収容人員は3000人。ほぼ満席でした。座席の大半がSS席です。
ステージから左右に扇形に広がる席の最上段でもSS席で土日は13000円です。
今日のパフォーマンスの一覧です
内部は撮影禁止なので画像はありません。
「コルテオ」 HPhttp://www.fujitv.co.jp/events/corteo/index.html#main
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