22歳で逝った青年の葬儀
今日はとても辛い日でした。私の教え子の長男Y君が22歳で急逝しました。もともと幼時から肺に障害がありました。病気と闘いながら高校を卒業し、就職もしていました。
昨年夏から入院していたのですが、暮れになって肺の生体移植以外に生きる望みはないということで、両親の肺を移植しました。手術は成功して拒否反応もほとんど出ないで順調に経過していたということです。
ところが、25日に高熱が出て容態が急変、移植した肺とは関係のない部位で炎症が起きたということでした。そして、28日に敗血症で亡くなりました。
葬儀では幼年期からの友人4人が心のこもった弔辞を捧げました。4人とも病弱だったY君から教わることが多かったということです。とりわけ他人に対する思いやりの気持ちが強かったことが強く印象に残っているようでした。
親友4人の弔辞に大勢参列者はみな涙しました。
式が終わって、父親があいさつをしました。Y君は長い闘病生活の中で一度も弱音を吐かず、愚痴もこぼさなかったこと、思いやりのある人間として成長したことをうれしく思うし、子どもから教えられたこと、同級生をはじめ多くの人たちに支えられてこれまで生きてきたことなどをすばらしい言葉で語りました。親として苦労の連続であったと思いますが、そのことは一言も口にせず誠にりっぱな挨拶で感銘を受けました。
お父さんとお母さんから一つずつもらった肺は機能を停止してしまいましたが、御両親の愛情を文字通り一身に受けてここまで生きてきたY君は多くの人々の心に大切のものを残してくれました。安らかにお眠りください。 合掌
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