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2009年4月17日 (金)

「よみがえる黄金文明」展・・ブルガリアに眠る古代トラキアの秘宝

 バルカン半島のブルガリア・・と言えばヨーグルト・琴欧州・バラの香水ぐらいしか思い浮かびません。

 このブルガリアで世界最古の黄金の製品が数多く出土しています。それもつい最近のことです。この展覧会の目玉とされている「トラキア王の黄金のマスク」は2004年に発掘されました。また「黄金の花冠」は2005年に発掘されたばかりです。

 出品されている170点の作品のうち、最も古い物は前5000年紀の後半の物で金の腕輪やアップリケなどです。いずれも見事な細工で美しく輝いています。日本では縄文時代にあたります。このヴァルナ文化はトラキア以前の文化です。

 トラキア人とは・・勇敢な騎馬戦士としてトロイ伝説にも登場する民族で、前3000年紀からバルカン半島に勢力を築き、前5世紀から前3世紀が最盛期でした。同じバルカン半島のギリシヤ文明隆盛の時期と重なります。彫像、陶器、杯などにはアポロ・ヘラクレス・アドニス・ゼウスなどが登場します。

 170点の大半が金・銀・青銅などを加工したものですが、彫金の技術は驚嘆すべきレベルで微細な模様まで克明に表現されています。材料の金はどこで算出されたものか解明されていませんが、大量の金を用いた数々のみごとな作品を見ると、当時のトラキアの栄華と権力者の財力がよくわかります。

 トラキア人は文字を持たなかったこともあってこれまでほとんど知られていなかったのですが、近年の発掘によってにわかに脚光を浴びるようになりました。今後さらに発掘や研究が進むと世界史の一部が書き換えられることになるかもしれません。

 ショーケースの中で黄金色や銀色に輝く数々の作品は思わず息をのむような美しさでした。

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 「トラキア王の黄金のマスク」(看板)       チラシ

このマスクは672㌘の金をの板を打ち伸ばして厚さ3㍉のフィアラ(酒盃)にしたものです

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         チラシ                 マグネット

展覧会のHPがよくできています。主な作品も見ることができます。
HP: http://www.yomigaeru-gold.jp/

静岡県立美術館のHPでも主な作品を見ることができます。
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/

この展覧会は4/11~5/17 静岡県立美術館で。その後福岡へ巡回して終わります。

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