小山実稚恵ピアノリサイタル
小山実稚恵はチャイコフスキー・コンクール第3位(1982年)、ショパン・コンクール第4位(1985年)と二大コンクールに日本人として初めて入賞した日本を代表するピアニストです。2006年からは2017年までの12年間、毎年春秋2回ずつ全24回のリサイタルをオーチャ-ドホールをはじめ全国各地で開く「小山実稚恵の世界」という壮大なシリーズに取り組んでいます。2017年秋の第24回までの曲目は全部発表されています。6月6日名古屋でのリサイタルは《若き恋い》というテーマで、ショパン/ノクターン1,2番、シューマン/謝肉祭など。ちなみに最終回2017年秋はバッハ/平均率クラヴィーア曲集第1巻より第1番、に始まって最後はベートーヴェン/ソナタ 第32番です。
この日のプログラムは次のとおりです。
ショパン ノクターン 第1番 変ロ短調 Op.9-1
第2番 変ホ長調 Op.9-2
ショパン ポロネーズ 第5番 嬰へ短調 Op.44
第7番 変イ長調「幻想ポロネーズ」 Op.61
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵}
アンコール ショパン マズルカ 第24番 イ短調
スクリャビン 左手のためのノクターン
ショパン 24のプレリュード 第24番 ニ短調
久しぶりにピアノリサイタルを堪能しました。聞こえるか聞こえないかの最弱音からオーケーストラと競っても負けないと思われるホール全体に響き渡る強烈な音まで自由自在に鍵盤を操ってみごとな演奏を聴かせてくれました。
「展覧会の絵」では10枚の絵がプロムナードでつながれながら次々と展開されていきました。ムソルグスキーによるピアノの原曲はラヴェル編曲の交響曲とは別の趣があって楽しめました。
4/18 浜松市教育文化会館 はまホール
« ジュビロ初勝利 ジュビロ3-0エスパルス | トップページ | 「近代日本画名品展Ⅰ~風景画の世界~」 »
「音楽」カテゴリの記事
- 至福の時間:「オーケストラ 明日へのアンサンブル」(2020.08.23)
- 音楽講座「ベートーヴェンの虚像と実像」(2020.08.08)
- 懐かしいフォークソング:シニアクラブでのコンサート(2019.04.18)
- かねもティーカルチャーホール:掛川(2019.02.14)
- 浜松4位の今田篤リサイタル(2019.02.12)
コメント