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2009年1月16日 (金)

モネ「印象 日の出」展

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印象派の名前の由来となったモネの《印象 日の出》(1873年)です。1874年の第1回印象派展に出品されました。そのとき、批評家のルイ・ルロワは「印象?私も確かにそう感じる。しかし、この絵には印象しかない。まだ描きかけの海景画(壁紙)の方がマシだ」
とする嘲笑記事を書きました。ここからモネ、ドガ、シスレー、ルノワール、ピサロ、セザンヌなどが‘印象派’と呼ばれることになりました。

 この絵を見ると、かなり荒い筆遣いで茜色の雲、船、波、工場群などが描かれています。伝統的な絵画手法による質感や正確な再現性はありません。ルロワに言わせるとこれは絵ではない、あるいは完成した絵ではない、ということになります。 

 水平線から昇ってきた赤い太陽がまず目に入ります。そして、刻々と色を変えている茜色の雲とそれを移した海面・・見る人はこの前後の時間の移り変わりを思い浮かべます。
朝日の射す中、船を漕ぎ出した人、画面を横断する船、背景の工場群、クレーン、煙・・
一見無造作に描かれたこの絵から様々なことを想像します。
 モネの描いた印象を見る人が自分の印象としてとらえるのだろうと思います。

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         モネ《ルエルの眺め》 1858年

 モネが初めて描いた油彩画だとされています。18歳の時の作品です。穏やかな田園の風景を繊細なタッチで美しく描いて見る人の心を落ち着かせてくれる絵です。

 「モネ 印象 日の出」展は名古屋市美術館20周年記念展です。名前のとおりモネの
《印象 日の出》をメインにした展覧会です。この絵だけは特別のブースに展示され、警備員が常時配置されています。パリのマルモッタン美術館所蔵のこの絵は日本で4回目の公開、名古屋では初めです。

 この展覧会の出品作品は35点。モネ18・ブーダン3・ピサロ4・シスレー4・セザンヌ1・
モリゾ1・ルノワール3・ギヨマン1です。
 35点のうち、《印象 日の出》はマルモッタンですが、後の34点はすべて国内の美術館からの貸し出しです。モネの作品は《睡蓮》3点・《チャリングクロス橋》3点などです。

Photo
      モネ《テムズ河のチャリングクロス橋》 1903年

 展示作品は多くないのですが、大半は海・川・池など水にかかわる風景を描いた作品です。

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     ピサロ《グラット=コックの丘からの眺め、ポントワーズ》 1878年頃

 8回開催された印象派の様々な記録や時代背景などがわかりやすいパネルで紹介されているほか、それぞれの画家を紹介するパネルなども用意されていて鑑賞を助けてくれます。

名古屋市美術館で 2月8日まで

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ミレーの会の22人が白川公園を横切って美術舘に向かいました。
団体入場した後は各自思い思いに名画を鑑賞しました。

 

 

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