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2008年11月25日 (火)

映画「まぼろしの邪馬台国」

 宮崎康平の同名の作品に基づくフィクションです。宮崎康平は島原出身。島原鉄道の社長在任中に失明。1957年島原大水害の際に多数の土器など古代の遺物が出土したことから古代史に強い興味を持ち、邪馬台国の所在を探求し、後に邪馬台国ブームを引き起こした「まぼろしの邪馬台国」を出版、これによって第1回吉川英治文化賞を受賞しました。

 宮崎康平は非常にわがままで傍若無人、所かまわずまた相手がだれであろうと自分の主張を通し、相手の言うことをきかないという人物として描かれます。その康平を竹中直人がややオーバーな演技で演じています。
 愛想をつかした妻(余貴美子好演)は康平と二人の幼子を残して家出。その康平がNHK福岡のラジオ番組に出た時、パーソナリティを務めた和子(吉永小百合)と出会います。

 眼の見えない康平は初対面の和子の顔中を手の平でなで回して美しさを感じ取ります。康平は美しい和子に夢中になり・・小さな駅のホームでプロポーズします。前妻と離縁する前のことなので同棲という形で和子は康平との生活を始めます。

 傍若無人で破天荒な男、島原鉄道の社長を解任され生活も苦しい康平のところに、和子がなぜ入っていったのか。一方では非常に繊細な心を持つ康平の一途な思いに和子が惹かれたのでしょうか。

 後半は邪馬台国を訪ねて二人で九州各地を旅する場面です。和子は目の見えない康平のために「私が目になります」と言って康平の手を引き、史書を音読し、立体地図を作り、康平が‘卑弥呼の墓’と考えたその場所で死ぬまで康平を支え、二人で邪馬台国を探し求めました。

 九州各地の美しい風景が次々とハイビジョンで登場します。雲仙岳、島原城、有明海の干潟・・。島原鉄道のSLが走る場面は静岡県中部の大井川鉄道でロケされています。また島原鉄道の本社や康平の自宅は島田市の北川製品所の古い建物です。

 吉永小百合は実際には20代後半からの役を演じています。実年齢63歳としては若くて美しい小百合ですが、見る方としてはかなりきつい感じがします。後半に小百合が吉野ヶ里で‘卑弥呼’になって登場する小百合は十分美しい。

 冒頭のシーンは1937年、日中戦争が始まった年、和子の少女時代のエピソードから始まるのですが、これはなくてもいいのかなと思いました。

 邪馬台国は結局今に至るまで謎に包まれたままです。

 出演している俳優:小百合と竹中のほか・・窪塚洋介・風間トオル・江守徹・大仁田厚・  草野仁・由紀さおり・綾小路きみまろ・柳原可奈子など。

サンストリート浜北 TOHO Cinemas  観客13人

映画の公式HP http://www.mabotai.com/ 

 

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