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2008年11月19日 (水)

注目の日本画家 松井冬子展:平野美術館

 松井冬子は今もっとも注目されている日本画家です。静岡県森町出身・34歳。東京芸大・同大学院博士課程修了。芸大日本画専攻の女性で初の博士号取得者です。

 松井冬子の絵は幽霊・子宮の飛び出した女性の裸体・傷んだ皮膚や内蔵・人体の腑分図など一見不気味でグロテスクな描写の連続です。上野千鶴子(東大)は‘自傷系アート’と表現しています。
 絹本に岩絵具を用いて描く伝統的な日本画の手法です。それぞれの絵は微細な描写で精緻に描かれています。

 松井の絵を言葉で表現するのは難しいことです。出品されている30点の絵のいくつかには松井自身の言葉で書かれた解説が添えられていますが、難解で一読しただけでは理解が困難です。ちなみに、彼女の博士論文のタイトルは「知覚神経としての視覚によって覚醒される痛覚の不可避」です。

 松井の絵は女性に人気があります。一見グロテスクな絵が女性に支持されています。松井自身も女性に対してメッセージを送っています。
 NHKのETV特集で4月20日から4回にわたって繰り返し放映された「痛みが美に変わる時~画家・松井冬子の世界~」は、‘痛み’を感じさせる彼女の絵がなぜ‘美’として感じられ人気を得ているのか、創作現場での取材も含めてその謎に迫っています。

 会場ではそのDVDを見ることができます。11月21日に発売予定のこのDVDが会場で先行販売されています。

 映像で見るとよくわかるのですが、松井冬子は美貌で有名な女性です。印象的な大きな瞳とみごとな肢体。VOGUEのWomen of the Year 2006に選ばれています。この年に最も輝いた14人の女性の一人です。この年に選ばれたのは、長澤まさみ・菊地凛子・中谷美紀・荒川静香・知花くららなどです。美貌とグロテスクな絵のアンバランスが不思議です。

 会場の平野美術館は個人の小規模な美術館で、松井の個展はこの美術館の開館20周年記念展です。会場はこれまでにない多くの入場者で賑わっていました。大半は女性です。
 美術館のHPで作品のいくつかを見ることができます。
HP http://www.hirano-museum.jp/tenran/fuyuko_matsui1.htm 

 また、Googleなどで検索すると松井冬子の画像など多くの情報が得られます。

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