「ピカソとクレーの生きた時代」展
ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵の作品による展覧会です。
ピカソ、クレーを中心としてマティス、ブラック、シャガール、マグリット、エルンスト、ミロ、カンディンスキーなど32人の画家の65点が出品されています。本邦初公開22点、東海地区初公開59点です。
ヴェストファーレン美術館は1960年代に州政府がクレーの作品を収集したのが始まりという新しい美術館です。収蔵品の点数は多くないようですが、質の高さが特徴だと言われています。
ピカソの作品は本邦初公開の《鏡の前の女》のほか《ひじかけ椅子に座る女》《二人の座る女》など、幅広い年代にわたっていてピカソの絵の変化を見ることができます。
二階の展示室の大半はクレーの作品です。この美術館の誇るコレクションによって、クレーの画業のあらましを知ることができます。色彩豊かで具象とも抽象ともつかない独特の作品、体が不自由になった晩年の太い輪郭線の作品などが印象に残ります。
20世紀前半の、キュビズム、シュルレアリスム、表現主義、構成主義などの美術史の流れを知ることができる展覧会です。
会場ではボランティアガイドによる説明を聴くことができました。
HP http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2008/picasso_klee/index.html
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クレーの絵は、若かりし頃、スイスのベルンのクレー美術館で観ました
彼の生まれ故郷だそうです
こじんまりした町並みがとても好きになりました
クレーの絵の良さを再発見した記念すべき旅でした
なんだか思い出しました
投稿: mamesan | 2008年10月31日 (金) 21時48分
クレーの生まれ故郷でご覧になったとのこと、うらやましいですね。
クレーの絵は本当にいい絵ですね。
投稿: やま | 2008年10月31日 (金) 22時44分