千住真理子 ヴァイオリンリサイタル ストラディヴァリウス「デュランティ」を弾く
リサイタルは千住真理子のトークで始まりました。アクトの中ホールは音響のすばらしいことで全国でも数少ない優れたホールであること、ホールの中が少し涼しい感じだが、これは湿度を嫌うストラディヴァリウスのために湿度40%に調整してあることなどの前置きがあって演奏する曲の解説がありました。
第1部は・・
G線上のアリア(J.Sバッハ)
主よ人の望みの喜びよ(J.Sバッハ)
カノン(バッハベル)
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第8番
演奏の前にトーク
20代で聴力と視力が衰えたベートーヴェンはその障害にめげることなくすばらしい音楽を創造した。この曲もその一つ。千住真理子の師・江藤敏哉はこの曲を‘シャンパンのようだ’と言ったとか。高校生だった彼女はそのとき意味がわからなっかったが、今になれば出だしの部分のピチピチはねる感じがなるほどシャンパンのようだと・・。
第2部 トークで曲の解説があり、続いて演奏
亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
月の光(ドビュッシー)
スラブ舞曲第2番(ドヴォルザーク)
夜想曲第2番(ショパン)
黒い瞳(ロシア民謡)
風林火山~大河流々~(千住 明)
チャルダッッシュ(モンティ)
千住 明について・・最初の頃はよく夫婦と間違えられ、その後は姉と間違えられたりしたとか。それで「兄の千住 明」と紹介することにしているとか。
アンコール
愛の挨拶(エルガー)
エストレリータ(ポンセ)
ヴァイオリンの名曲を集めたリサイタルでした。彼女の弾いているヴァイオリンはストラディヴァリウスの中でも特別の名器とされる「デュランティ」です。1716年製造のこのヴァイオリンは300年近く弾かれることなく収蔵されていました。2002年にこの名器と運命的な出会いをした千住真理子はこのときから人生もヴァイオリンの演奏も一から出直したと語っています。
「デュランティ」を間近で見て聴きました。前から2列目だったので「デュランティ」から数㍍の距離です。
名器が奏でる名演奏を堪能しました。
終演後にサイン会があったので最新のアルバム「G線上のアリア」を買い求めてサインをいただき、握手をしてきました。
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