上島土地区画整理事業の現場(9/11最高裁判決)
昨日全国のトップニュースとして報道されたのがわが町上島(かみじま)の土地区画整理事業についての最高裁大法廷の判決でした。
判例が42年ぶりに変更されました。従来は計画決定の時点では訴訟の対象にならないとされていたのですが、この判決によって計画決定の段階で裁判で争えるようになりました。この判決は計画について争うことができることを認めたもので、計画そのものの是非を判断したものではありません。
反対派が計画決定の取り消しを求めた裁判は一審の静岡地裁へ差し戻されて審理が行われることになります。
この計画は遠鉄上島駅周辺5.7㌶について鉄道の高架化に併せて区画整理を行い、道路の拡幅や整備、都市機能の拡充を図り、市街地北部の拠点地域としてふさわしいまちづくりを進めるものです。現在は鉄道の平面交差や駅前の複雑な交差点による渋滞など日常生活に不便な状況が慢性化しています。
2011年末の完成を目指して工事が進められています。進捗率は07年3月で40%です。
今回の判決にかかわらず工事は予定通り進められるものと思います。裁判も並行して進むものと思いますが、どうなるのでしょうか。今回の判決までに4年かかっています。
この事業については初期の段階から一部に強い反対があり、歴代自治会の役員が強烈に批判されてきた経緯があります。反対派には住み慣れた土地を手放すことになる住民のほかに、他町の住民などいろいろな人がいるようです。利害が対立する難しい問題です。
北から見た前の変則交差点:左が駅 南西から。建物は高架工事で間もなく撤去
区域内の各所に反対の赤いのぼりが立てられています。道路が付けられたり拡幅される
ことによって立ち退きを迫られる家が出てきます。
この家のあるところが道路に この道路は先の信号で行き止まりに
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