2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« フェルメール展① | トップページ | 今日のレーチェ 9/14 »

2008年9月13日 (土)

フェルメール展②

 展覧会の正式な名称は「フェルメール展 光の天才画家とデルフトの巨匠たち」です。デルフトはオランダ南西部の小都市でフェルメールが生涯を過ごした町です。
 40点の作品のうち、フェルメールが7点、ホーホが最多で8点、そのほかはヘイデン、ヘーストなどデルフトで活躍した十数人の画家の作品です。

 フェルメール(1632-1675)は43年の生涯でわずか50枚程度しか描かなかったとされています。現存するのは30数枚。もっとも厳密に真作を考えると32枚にとどまると言われています。この展覧会の監修者は36点としています。
 日本ではフェルメールの人気が非常に高いのですが、その理由は①作品の絶対数が少ないこと②宗教画が少なく親しみやすい風俗画が多いこと③女性の日常の様子を描いた絵が多いこと④美しい光の描写や精緻な質感の表現など、が考えられます。

 人気のフェルメールの絵が一挙に7点も公開されるこの展覧会は見逃せません。ただし、この7点の中には人気の高い《真珠の首飾り》《青衣の女》《牛乳を注ぐ女》《天秤を持つ女》
などは含まれていません。

 出品が予定されていた《絵画芸術》は保存状態が悪いことからオーストリア政府が出品を認めなかったため直前になって出品中止になりました。代わりに《手紙を書く婦人と召使い》
が出品されています。

 フェルメールの7点は風景画《小路》以外はいずれも女性が登場します。《ワイングラスを持つ娘》(別名:二人の紳士と女)《リュートを調弦する女》(別名:窓辺でリュートを弾く女)《ヴァージナルの前に座る若い女》などはいずれも左方の窓からの光を受けた人物が描かれています。人物だけでなくカーテンやテーブルクロス、衣裳なども光を受けて精密に質感豊かに描写されています。
 《小路》は残された2枚の風景画のうちの1枚です。デルフトの小路を描いたものですが場所についてはいろいろな議論があって特定されていないようです。風景画の中に女性や子どもも登場して風俗画の一面を持っています。

 《ヴァージナルの前に座る若い女》は2004年にフェルメールの真作と認められたばかりの絵でサザビーズで32億円で取引されたということです。個人蔵です。

 フェルメールを7点もまとめて見ることができて満足しました。ホーホなどデルフトの画家たちの作品も遠近法など作風に共通点があり興味深く見ることができました。

 金曜日の1時前後でしたが思ったほど込んでいませんでした。入場待ちも15分足らずで中でも大混雑で絵に近づけないという状況ではありませんでした。
 この日は時間がなくて他の展覧会へ行くことはできませんでした。

Simg_3606

    チラシから。 フェルメール《ワイングラスを持つ娘》

Simg_3609 Simg_3608
                        出品中止の《絵画芸術》

音声ガイドが「タッチ・ガイド」になっていました。シートにカラープリントされた画像にペンでタッチすると解説が流れます。
Simg_3610 Simg_3611

展示作品などは公式HPからご覧ください。

http://www.tbs.co.jp/vermeer/jpn/index-j.html

« フェルメール展① | トップページ | 今日のレーチェ 9/14 »

美術展」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フェルメール展②:

« フェルメール展① | トップページ | 今日のレーチェ 9/14 »