地域まるごと博物館
静岡文化芸術大学公開講座6回シリーズの第1回です。講師はデザイン学部教授の宮川潤次先生。
前期の公開講座のテーマは「‘もてなし’の文化学Ⅲ~豊かさ・楽しさ・おもしろさを求めて~」です。
今日のテーマは「地域まるごと博物館 エコツーリズムとエコミュージアム」でした。はじめに、‘エコツーリスム’と‘エコミュージアム’の定義についての説明がありました。
‘エコツーリズム’=緩急を保護し、そして地球の人々の生活を改善するための、自然なエリアへの責任ある旅行」だそうです。ポイントは自然保護に対して直接の金銭の納付を提供すること・・つまり寄付をすることです。さらに、地元の人々に対してお金を落とすことです。
‘エコミュージアム’=日本では地域に残された自然、歴史・生活文化、地域産業などを保全・再生し、それらを地域の資源として利用することを目指すものです。
講話の後半は「てんはまエコミュージアム」についてのお話でした。2008年に政令指定都市になった浜松市は、浜名湖沿岸地域と天竜川地域をエコミュージアムとして地域資源を活用しながらエコツーリズムの展開を目指しています。
浜名湖は周囲128㎞、わが国第10位の面積を有し汽水湖としては日本一です。平均水深4.8㍍という浅い湖です。浜名湖に関する歴史や動植物についてのお話をうかがいました。
天竜川は諏訪湖を水源として213㎞を流れてきます。下流になるほど水のきれいな川です。フォッサマグナとの関連についてのお話もありました。
宮川先生が学生と共に海や山で実践的な活動をされた様子がパワーポイントで示されて興味深く聴くことができました。
« イオン市野SC 増床オープン | トップページ | 鳴門の渦潮 »
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 海に飛ばされた草間彌生の<南瓜>(2021.08.14)
- 万葉の森公園の春の花(2020.03.22)
- 浜松4位の今田篤リサイタル(2019.02.12)
- 第10回浜松国際ピアノコンクール(2018.11.25)
- 映画「大英博物館プレゼンツ 北斎」:シネマe~ら(2018.06.11)
コメント