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2008年9月 8日 (月)

映画「山桜」

 藤沢周平の短編を映画化した作品です。
 おなじみの庄内平野海坂藩。出羽三山の麓の雪解け、山桜、紅葉、雪景色・・そして再び春がめぐって山桜が咲く季節。一年にわたる美しい自然の移り変わりの中で展開される切なくも美しい物語です。
 野江(23歳・田中麗奈)は若くして二度の不幸な結婚をしています。その野江がおばの墓参の帰りに山道で満開の山桜を手折ろうとした時、「手折ってしんぜよう」と声をかけた武士が手塚弥一郎(東山紀之)でした。この弥一郎は野江をひそかに見初めていたのですが、野江は会うこともなく断っていたのです。

 折しも藩の財政は窮乏して農民に対する苛斂誅求はひどさを増すばかり。私腹をこやし続ける重臣に対して弥一郎は遂に城中で刀を振るってしまいます。
 幽閉されて藩主の裁断を待つ弥一郎。離縁された野江はひたすら弥一郎の身を案じ祈り続けます。弥一郎の母を訪ねた野江は、弥一郎が野江のことを慕い続けていることを知ります。

 山桜の下で初めて会った時、弥一郎は野江に「今は、お幸せでござろうな」と。野江はとまどいながら「・・はい」と。

 一年が過ぎて再び山桜が咲いた時、弥一郎を思い続ける野江は、今度はしっかりと「はい!」と答えられるでしょう。現実には会うことができない二人ですが、心は深く通いあっています。‘回り道’をしてきた野江に「この道を来てよかった」と思わせるのではないでしょうか。

 東山紀之がストイックな美青年剣士を好演しています。せりふの少ない役です。立ち回りが見事です。
野江の母の檀ふみ、弥一郎の母の冨司純子も適役です。

 藤沢周平原作の映画は「たそがれ清兵衛」「蝉しぐれ」「武士の一分」などを見ました。どれもいい映画でした。この作品も藤沢周平の世界をよく描いていて秀逸です。
 山桜をはじめ庄内の自然が美しく映し出されています。

浜松東映で11日まで朝9時30分の1回だけ。

公式HP http://www.yamazakura-movie.com/

 

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