映画「奇跡のシンフォニー」
一夜の恋の結果生まれてきた少年は11年余を孤児院で過ごします。顔も名前もわからない両親とは音楽を通じて結ばれていていつか必ず会えると信じています。少年エヴァンは類い希な音感に恵まれており、その才能はたちまち開花してジュリアード音楽院で音楽を学ぶことになります。
野外音楽堂でチェリストの母親がニューヨーク・フィルと協演した後、今度は少年が自ら作曲した「オーガストの狂詩曲」を指揮します。その演奏を聴く母、母と再会した父・・指揮をする少年はその時点ではまだ両親が自分の曲を聴いていることを知りません。
数々の音楽が美しい映画です。クラシック・ロック・ゴスペル・ギター・オルガン・・様々なジャンルの音楽が登場しますが、いずれも聴き応えがあります。
映画としてはストーリーの展開が見え見えで終結部も容易に想像できます。楽譜もまったく読めなかった少年がラプソディーを作曲したり、パイプオルガンを自在に演奏したり、ジュリアードに推薦で入学したりと現実にはあり得ないと思われる情景が次々と出てきます。
リアル感に乏しい展開で、私には感動するよりも冷めてしまうという感じで、「泣けない」映画でした。
主役の少年を演じたフレディ・ハイモアは今16歳ですがすでに不動の人気スターです。
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