平野美術館開館20周年記念館蔵名品選
平野美術館は浜松市中区元浜町にあります。市内で不動産業などを営んでいた平野父子のコレクションをもとに1989年に開館しました。自社の賃貸マンションビルの2階が美術館になっています。浜松駅から徒歩20分です。
コレクションは鎌倉時代の仏画から近代の日本画、洋画や現代美術にまで及んでいます。
今回の展覧会は開館20周年を記念して、コレクションの中から選りすぐりの作品約60点が出品されています。
渡辺崋山の「猛虎図」(重要美術品)・竹内栖鳳3点・横山大観2点・鏑木清方・小野竹喬・中村岳陵・伊東深水などの近代日本画、地元の野島青慈3点、洋画では梅原龍三郎・児島善三郎など、現代アートでは、猪熊弦一郎・菅井汲・草間弥生など、そのほか工芸では澤田政広や圓鍔勝三の彫刻もあります。
大半は小品ですが、地方の美術愛好家によるすぐれたコレクションです。この展覧会は6月8日までですが、その後も記念展が開催される予定です。
« 秋野不矩青春の母校と町とゆかりの人々展 | トップページ | 今日のレーチェ姫 »
「美術展」カテゴリの記事
- 浜松市美術館 館蔵品展(2020.12.18)
- 「国芳から芳年へ」:浜松市美術館(2020.10.23)
- ~革新する工芸~手の愉悦展(2020.10.15)
- 「花と緑の日本画展」:秋野不矩美術館(2020.07.22)
- 「仲山計介展」:浜松市美術館(2020.05.24)
コメント