西本智美「新世界」ツアー
熱狂的なファンが多いことで知られる女性指揮者・西本智美が初来日のモンテカルロ管弦楽団を指揮するコンサートでした。
曲目は・ビゼー 「カルメン」第一組曲
・ショパン ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
・ドヴォルザーク 交響曲第9番 ホ短調 「新世界より」 op.95
とおなじみの曲でした。
いつものコンサートと違うところが二つありました。
①演奏が終わるとかなりの聴衆がスタンディングオベーションで熱烈な拍手を送っていまし た。
②オペラではないのにオペラグラスの貸し出しをしていました。自分でオペラグラスを持参した人もかなりいました。
とにかく西本智美を‘見たい’という人が多かったコンサートです。
西本智美は今年38歳。98年にデビューして2002年から2007年までロシアで活躍しました。今年からドイツに拠点を移して活躍しています。身長170㌢近くでスタイル抜群の美人です。この日も黒の燕尾服にパンツの服装でさっそうと登場して万雷の拍手を受けました。
‘男装の麗人’という趣で‘オスカル’という愛称で呼ばれることもあるとか・・。
という訳で抜群の人気です。今回のツアーは全9回の公演ですが、全会場完売です。浜松公演は3月7日に完売で満席でした。
「Newsweek JAPAN」で世界の尊敬する日本人100人に選ばれています。
‘聴く’よりも‘見る’という感じのコンサートでしたが、おなじみの曲を安心して楽しく聴くことができました。
ピアノは若手の関本昌平でした。今年23歳の関本は2003年の浜松国際ピアノコンクールで4位に入賞しており、今回は凱旋コンサートでした。コンクールの時の演奏も聴いたのですが、それから5年・・これからの活躍がますます期待される立派な演奏でした。
指揮者の前で演奏しているはすの関本の存在が西本の陰に隠れるような印象だったのは残念です。
アンコールはビゼー「アルルの女」ファランドールで華やかに結びました。
2008年6月25日 浜松アクトシティ大ホール
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